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[理科・心臓]血液の流れの秘訣!覚えるのは左心室だけ!?

人体における心臓は、中学受験の理科では必須の知識といえます。

心臓において、重要な知識はいくつかありますが、その一つが血液の流れです。

心臓の周辺には、大動脈・大静脈・肺動脈・肺静脈という4つの血管があります。

心臓の周辺に4つの血管があることから、その位置関係が受験生を悩ませます。

「位置関係がややこしくて、せっかく覚えたのに忘れちゃった」

と言う子もいますが、忘れてしまうのは丸暗記しているからです。

位置関係をそのまま丸暗記する必要はありません。

左心室についてしっかり覚えて、そこから考えればいいだけです。

この記事の主な対象

  • 「心臓の血管をすぐ忘れてしまう…」という方
  • 「心臓の血管の仕組みを理解したい」という方

心臓の血液の流れで覚えるのは左心室だけ!?

心臓の左心室は、向かって右下のところにあります。

心臓では、まず「左心室の筋肉が一番厚い」ことを覚えるのが重要です。

左心室は、大動脈へ血液を送り出す場所です。

大動脈とは、全身へ血液を運ぶ血管です。

大動脈によって、心臓から足先まで、長い距離を血液が運ばれます。

長い距離を運ぶためには、強い力が必要です。

強い力で大動脈に血液を送り出すために、左心室の筋肉は一番厚くなっています。

そして、心臓には、「」というものがあります。

弁とは、血液の逆流を防ぐためのものです。

弁に逆らわないように、血液は流れるので、心臓を流れる血液は一方通行となります。

左心室から大動脈に血液が運ばれるので、大動脈の位置も分かります。

大動脈として全身に送り出された血液は、やがて心臓に戻ってきます。

全身から心臓に戻ってくる血液が大静脈です。

心臓に戻った大静脈は、全身で使われているので、酸素が少ない血液が流れています。

酸素を補うために、心臓から肺に送ります。

心臓から肺へ送り出す血管が、肺動脈です。

肺で酸素を補ったら、今度は心臓に戻ります。

肺から心臓に戻る血管が、肺静脈です。

心臓に戻った血液は、また大動脈として全身に送り出されます。

左心室を起点に考えると、血液の流れは循環しているのが分かります。

ところで、心臓から出る血液を、「動脈」、心臓に戻る血液を「静脈」といいます。

また、酸素をたっぷり含んだ血液のことを「動脈血」、酸素が不足している血液のことを「静脈血」といいます。

例えば、大動脈も、肺動脈も、心臓から出ていくので「動脈」です。

大動脈は、酸素をたっぷり含んだ血液を全身に送り出すので、「動脈血」が流れています。

一方、肺動脈は酸素が不足しているために肺へ送り出すので、「静脈血」が流れています。

つまり、「動脈」であっても、「動脈血」が流れるものと、「静脈血」流れるものがありますので、間違いやすいポイントになっています。

同様のことが、「静脈」にも当てはまるので、注意しましょう。

まとめ

心臓の周辺の血管は、丸暗記する必要はありません。

まずは、左心室の筋肉が一番厚いことを覚えましょう。

そして、弁によって血液が一方通行となることも理解しましょう。

その上で、左心室から出発して以下の順番で考えると、間違いがありません。

  1. 左心室から全身に血液を送り出す…大動脈
  2. 全身から心臓に血液が戻る…大静脈
  3. 酸素を補うために肺に血液を送る…肺動脈
  4. 肺から心臓に戻る…肺静脈

丸暗記とは、常に忘れるリスクのあるものです。

算数でも、解けたはずの問題なのに、解き方を忘れるということがよくあります。

知識は、一つ一つを丸暗記するのではなく、繋げて頭に入れていくことが重要です。

知識が頭の中で繋がっていて、一つを引き出すだけで芋づる式に次から次へと出てくるのが理想です。

お読みいただき、ありがとうございます。

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