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季語と季節のずれ!間違えやすいのはなぜ?ヒントは旧暦!

季語は、俳句などで季節を示す言葉として使うものですね。

ところが、季節を示すものなのに、季語と季節がずれることがあります。

例えば、「七夕」という季語を考えてみましょう。

七夕といえば7月7日なので、夏という感じがしますよね。

しかし、「七夕」は、秋の季語なんです。

季語からイメージする季節と、実際に季語が表す季節がずれることがあります。

「この季語の季節を答えなさい」という問題で、間違えやすいことがります。

そこで、一つ一つの季語を覚えなくても簡単に季節を見分ける方法を伝えていきます。

この記事の主な対象

  • 「こんなに多くの季語を覚えられないよ」という方
  • 「季語は覚えないといけないんだよね?」という方
  • 「楽に季語の問題を取れる方法を知りたい!」という方

季語と季節の勉強

季語と季節がずれていると、「一生懸命季語を覚えよう」と勉強をする人もいます。

単語帳に季語と季節を書いて、一つ一つ覚えようとする人もいるかもしれません。

実際に「季語 覚え方」と検索してみると、「季語は覚えましょう」等の記事も多く出てきます。

こんなに多くの季語を覚えられないよ」と思ったことのある人もいるでしょう。

もちろん、「七夕は秋の季語」等と一つ一つ覚えていけば、テストでも間違えることはありません。

しかし、季語は本当に数多くあります

しかも、一般的には、季語はテストで多く出題されません。

そもそも、季語が入試に出されること自体が、そんなに多くあることではありません。

一方で、季語を一つ一つ全部覚えていくのは、大変な作業ですよね。

覚えるのは負担が大きいにもかかわらず、テストでもそこまで重要な存在ではないわけです。

負担と効果が釣り合わないことが多いでしょう

もちろん、実際に受験する入試で、毎年季語が数多く出る場合は例外かもしれません。

しかし、そうでなければ、わざわざ全部覚えるのは効率が悪いです

季語を覚えるのに時間を使えば、他の勉強に使える時間が減ります。

季語を頑張って覚えたからこそ、かえって他の科目の成績は下がることもあり得ます。

頑張った結果成績が下がれば、全く意味がありませんよね。

そこで、季語を覚えないで、季節を見分ける方法を紹介します

季語と季節のずれを見分ける

そもそも、季語と季節がずれる理由は、旧暦にあります

旧暦というのは、簡単に述べると、昔使われていたカレンダーのことです。

今のカレンダーと昔のカレンダーでは、ずれている部分があります。

季語は昔から使われているものですから、旧暦という昔のカレンダーに基づくものが多いです

そして、旧暦の季節は、以下のようにずれているんです。

例えば、夏であれば6月8月8月というイメージがありますけど、旧暦での夏は4月5月6月というようにずれています。

実際には、季語には旧暦に基づくものもあれば、新暦に基づくものもあります。

しかし、少なくとも、「毎年何月何日に行う」と数字で決められている年中行事は、昔から決められた時期に行われています。

日にちが決まっているものについては、旧暦によって季節が判断されます。

まずは旧暦の季節を覚えましょう

そして、基本的には旧暦の季節に従って判断しましょう。

そうするだけで、少なくとも日にちが決まっているものは判断できます。

また、日にちが決まっていないものでも、判断できる場合もあります。

それでは、実際に練習問題をいくつかやってみましょう。

季語の季節を答える練習問題

最初にも紹介した七夕です。

七夕は、7月7日に行われる行事ですね。

昔から7月7日に行われているので、旧暦で判断します

旧暦で7月は秋ですから、七夕は秋の季語です

それでは、次の問題です。

こいのぼりは、こどもの日、5月5日に上げます。

昔から5月5日に行われていることなので、旧暦で判断します

旧暦で5月は夏ですから、こいのぼりは夏の季語です

次の問題です。

七五三は、一般的に11月15日ごろに行われます。

昔から11月15日に行われているので、旧暦で判断します

旧暦で11月は冬ですから、七五三は冬の季語です

まとめ

季語と季節がずれる原因は、旧暦にあることを述べました。

そして、旧暦の季節を覚えておけば、ある程度の問題を解くことができると実例も交えて紹介しました。

紹介した方法はあくまで目安です。

新暦によって判断するものもありますし、全部が全部解けるということではありません。

「迷ったときは、これで考えたら解ける問題もありますよ」ということです。

実際に問題を解く際に少し意識しておくと、正解しやすくなるでしょう。

頭で覚えていくのと、実際に使いこなせるのは別のことですよね。

問題を見かけたときに練習してみると、解けることが実感できることがあるはずです。

あまり季語に勉強時間を使えなくても、少しの作業で点数を取れるようにしていきましょう。

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