算数ベストチェックは、日能研ブックスの教材です。
チェックシリーズとして、理科社会のメモリーチェック、算数国語のベストチェックがあります。
役割としては、似た教材ですが、異なる部分もあり、使い方にも注意が必要です。
メモリーチェックは、一般的に小6の夏休みの頃から使っていきます。
しかし、算数ベストチェックは、早めに使うことも問題ありません。
また、つまみ食い、つまり、単元を選んで勉強するのでも問題ありません。
日能研生であれば、メモリーチェックを使うのはほぼ必須です。
一方、算数ベストチェックは全員が必須の教材ではありません。
必要に応じて使うことになります。
理由も含めて、使い方をより詳細に述べていきます。
ベストチェックの使い方・使うタイミング
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ベストチェックは、基本的にはいつ使っても構いません。
メモリーチェックは、一般的には、小6の夏休みの頃から使います。
早めに始めると、知識偏重になるリスクがあるからと考えられます。
つまり、本来知識だけで問題を解くことはできないのに、知識だけに頼りすぎるリスクがあるということです。
一方、算数の場合は、ベストチェックを使用しても知識偏重になるリスクは低いです。
そもそも、メモリーチェックは、メモリー、つまり知識を確認するための教材です。
ベストチェックは、知識を確認するためのものではありません。
もちろん、算数においても知識が要求される場面もあります。
しかし、知識だけで解ける問題は少ないので、算数は知識偏重になるリスクが低いです。
とはいえ、学習したことのない単元について用いるのは避けましょう。
ベストチェックは、「チェック」ですから、復習用の教材です。
一度は学習していることを前提にしているので、説明が省かれています。
学習したことのある単元の復習に用いましょう。
ベストチェックの使い方・どう使うか
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弱点診断テストは別として、本編は1単元が見開き2ページの構成です。
左のページに簡単な説明があり、右のページに問題があります。
左のページは、簡単な説明なので、インプットに用いるものではありません。
まずは左ページを読まずに、問題を解きましょう。
左のページは、問題を解いて分からなかった場合に利用しましょう。
間違えた場合でも、自分で解きなおしてできることもあるでしょう。
解きなおしても分からない場合に、左のページの説明部分を読むということです。
左のページを読めば解けるのであれば、大きな問題ありません。
もちろん、それでも印をつけておき、繰り返し解くことは大切です。
しかし、左のページを読んでも解けないこともあるでしょう。
既に述べたように、ベストチェックの説明は省かれています。
読んでも分からない部分があれば、普段使っている別のテキストに戻りましょう。
日能研生であれば、本科教室のテキストや栄冠への道に戻るということです。
ベストチェックは、あくまでチェックのための道具です。
チェックに特化しているので、解説がほとんどありません。
苦手な単元については、ベストチェックだけですべてを完結しようと思ってはいけません。
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単元は、一度学習したものであれば、どこから解いても構いません。
苦手や不安のあるところに絞って解くのも効果的です。
概ね全範囲の学習が終わっているのであれば、最初から最後まで通して解くのも効果的です。
ただし、全範囲を解くと時間もかかるので、算数の勉強に使える時間と相談にはなります。
ベストチェックだけで終わりではなく、過去問演習なども必要になります。
特に小6の11月以降は、過去問演習に時間を使うことが大切です。
また、ベストチェックは、全ての単元が見開き2ページなので、単元ごとの濃淡がありません。
しかし、実際の入試問題では、よく出る分野もあれば、あまり出ない分野があります。
ベストチェックを完璧になるように繰り返したくなる気持ちも分かります。
ところが、それでは志望校に向けた対策としては不適切になるリスクがあります。
特に11月以降にベストチェックを利用する場合は、過去問演習を通じて、頻出分野・苦手分野などに絞って利用しましょう。
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本編とは別に、弱点診断テストもありますね。
弱点診断テストは、短時間での弱点探しに使うのがお勧めです。
弱点診断テストは、問題が少ないので短時間で全体を終えることができます。
一方、問題が少ないからこそ、それだけでは不十分な面があります。
本編でどこを勉強するか迷う場合など、苦手を探すために利用することをお勧めします。
本編を最初から最後まで解いた後、再確認のために使うのもお勧めです。
まとめ
算数ベストチェックは、お勧めできる教材です。
使うタイミングは、基本的にいつでも構いません。
早くから使い始めても、知識偏重になるリスクが低いからです。
ただし、ベストチェックは復習用の教材です。
説明が省かれているので、学習したことの単元に使用することは避けましょう。
学習したことのある単元について、復習のために使いましょう。
問題を解く際は、まずは左のページを見ずに解きましょう。
復習なので、いきなり問題を解いても解けるのが理想です。
間違えた場合に、自分で解きなおせる場合は問題ありません。
また、解きなおして分からない場合は、左のページを読みましょう。
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