「勉強しなさい」と言わずに、子どもが自分から仕事に向かうには?
「やる気がないわけじゃないけど、家庭学習がなかなか続かなくて…」
そんな声をよく聞きます。
「教材の中身」も大切ですが、学習環境や道具、そして習慣の整え方も大事です。
私は普段、家庭教師や学習教室を通じて多くの小学生と関わっていますが、学習に前向きになれる子にはいくつかの共通点があります。
その一つが、”勉強しやすい道具や環境が整っている”ことです。
ここでは、家庭でも取り入れやすく、子どものやる気や習慣化を支えてくれる文房具・教材・学習法を紹介します。
【この記事の主な対象者】
- 「家でもすこしずつ勉強する習慣を付けてほしい」という方
- 「子どもが物を出しっぱなしで片付けができない…」という方
- 「おもちゃやゲームのように勉強を楽しんでくれたらなぁ」という方
小学生の家庭学習におすすめの文房具

太くて持ちやすい鉛筆
低学年の子は、指先の力や手の大きさが十分に発達していないため、普通の鉛筆だと持ちにくさいこともあります。
そこで、太くて持ちやすいおすすめの鉛筆を紹介します。
太くて三角軸のおかげで、正しい持ち方になりやすく、疲れにくいです。
専用の鉛筆削り
太い鉛筆は、一般的な鉛筆削りは使用できません。
電動ではなく手で回すタイプを使うと、自分の道具を自分で整える習慣になります。
小学生向け家庭学習教材と印刷環境

市販ドリルで毎日の学習習慣を
家庭学習の導入として市販のドリルは手軽な方法です。
様々な年齢や学年向けのものがあり、計算・漢字・思考力など、目的に応じた教材が豊富にそろっています。
毎日10分でも取り組めば、学習習慣が身につくことにも役立ちます。
とくに以下のシリーズが人気です:
◉ 学研「毎日のドリル」シリーズ
基礎からの反復学習に最適で、入門や補習に向いています。
◉ くもん「小学ドリル」シリーズ
計算・漢字・英語など幅広く展開され、毎日の繰り返しに強み。
◉ Z会「グレードアップ問題集」シリーズ
やや難しめの問題も扱っており、応用力アップに◎
自宅プリントは印刷環境も大事
市販のドリルの他には、「ちびむすドリル」や「ぷりんときっず」などの無料学習プリントを印刷して学習する方法もあります。
市販の教材を使う場合でも、コピーして書き込むなどの使い方をするご家庭もあります。
印刷にはプリンターなどが必要ですよね。
白黒を綺麗に印刷することを重視するなら、元々FAXメーカーだったbrotherのものがおすすめで私も愛用しています。
もし中学受験まで視野に入れているご家庭であれば、過去問などの印刷にも活用できるA3のものも活躍します。
一方で、CanonやEPSONのエントリーモデルならコストを抑えられます。
抵抗がなければ互換インクで印刷代を節約する方法もあります。
学習後の片付けも“楽しい習慣”に

机をきれいに保つ工夫で「おしまい」も前向きに
消しゴムのカスや教材の散らかりは、学習意欲を下げる原因にもなります。
学習後に軽く掃除する習慣があると、気持ちよく「やりきった!」と感じられ、次回も前向きに机に向かいやすくなります。
掃除する際に特におすすめなのが、楽しく使える 卓上クリーナーです。
コロコロ転がすタイプや、電動で吸い取るタイプなど、遊び感覚で使えるアイテムが多数あります。
「終わったらコロコロしようね」と声をかけるだけで、片付けも学習の一部に変わります。
正しい姿勢をサポートする小さな道具たち
姿勢が崩れると、集中力や書きやすさに影響します。
特に低学年では姿勢の悪いクセがつきやすい時期です。
例えば、以下のようなアイテムが役立ちます:
- 滑り止め付きの筆記具:正しい持ち方をサポート
- 姿勢を正しやすいクッション:椅子や座面に敷いて自然に背筋が伸びる
- 机上整理トレー:鉛筆や消しゴムを定位置に置くことで、集中しやすく
計算力を伸ばすアプリ「そろタッチ」

そろタッチは、毎日の学習が「楽しみ」に変わる
- 反復練習が重要な暗算や計算の学習も、やり方次第で大きく変わります。
- そろタッチはゲーム感覚で楽しみながら進められるため、自然に計算力を伸ばせます。
習慣化・見える化・達成感
- 毎日の取り組みがアプリ内で自動記録され、保護者も進捗を簡単に確認できます。
- 明確な目標と可視化された達成感により、「やらされる学習」から「自分で進める学習」へ意識が変わる子も多いです。
そろタッチには、教室での授業に参加する以外に、オンライン授業に参加する方法もあります。
いずれも、お子さまの習熟度に合わせて個別最適化されたカリキュラムで進むのが特徴です。
和泉多摩川駅すぐの「そろタッチ和泉多摩川校」では、通学とオンラインを組み合わせた柔軟な受講スタイルに対応しています。
👉 そろタッチ和泉多摩川校(オンライン授業も)の詳細を見る
また、「そろタッチ」で学習するには、 iPadなどのタブレットが必要です。
すでにiPadをお持ちであればアプリのみで始められますが、これから準備する場合は、長く使える 最新のiPadをおすすめします。
また、小さなお子さんが扱うことを想定すると、
- 落としても故障しにくい
- スタンドとして使えて操作しやすい
といった観点から、タブレットケースも合わせて準備すると安心です。
私の教室でも、iPadケースを活用しているご家庭が多数あります。
まとめ|”道具”の小さな工夫で、子どもが変わる

家庭学習に正解はありません。
しかし、「書きやすい鉛筆」や「楽しい掃除道具」「毎日続けたくなるアプリ」など、小さな工夫で子どもの学び方は大きく変わります。
「つい声を荒げてしまう…」という日々を「今日も頑張ったね」と笑顔で終えられるように。
この記事が、そんな家庭学習のヒントになれば幸いです。
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