中学受験に挑む際に、家庭教師の利用を検討される方は多いでしょう。
しかし、家庭教師というのは、どのような指導を受けられるのか目に見えないので不安になりますよね。
家庭教師を利用するのが初めてという方も多く、どのように選ぶか全く分からないという方も多くいらっしゃるでしょう。
家庭教師を利用する際には、一般的には安くない費用がかかります。
せっかくお金を支払って利用するのですから、効果を大きくしたいですよね。
私・川口は家庭教師をしているので、本来は選ぶ側ではなくて選ばれる側です。
しかし、家庭教師を選ぶ際の悩みはよく分かります。
家庭教師は、先生個人の「理念」で選ぶことをお勧めします。
人選を他人に任せるのは、楽かもしれませんが、お勧めはできません。
私なりに家庭教師の選び方についての考えを述べてきます。
個人契約かセンターからの派遣か
家庭教師を利用する際に、まず考えるのは、「個人契約かセンターからの派遣か」という選択肢です。
「個人契約」とは、私のような個人と直接契約するということです。
一方、センターからの派遣とは、派遣会社と契約して、そこから家庭教師を派遣してもらうということです。
私は、個人契約をお勧めしています。
個人契約か、センターからの派遣かで、どのような違いがあるでしょうか。
まず、教え方には基本的に差がありません。
私も、個人契約で指導したこともあれば、派遣で指導したこともあります。
いずれにおいても、同じ人間が指導する以上、指導方法が大きく変わるということはありません。
大きな差があるのが費用面です。
個人契約であれば、もちろん支払った金額は全て家庭教師の手に渡ります。
一方、センターからの派遣であれば、支払った金額の4割~6割程度が家庭教師の手に渡ります。
他にも、人選については大きな差があります。
個人契約であれば、基本的に自分の手で家庭教師を探すことになります。
一方、センターからの派遣であれば、センターのスタッフが選ぶことになります。
つまり、人選を他人に任せることになります。
もちろん、ある程度条件を付けることはできますが、具体的な人選はスタッフに任せることになります。
スタッフが適切な家庭教師を選んでくれるのであれば、問題ありません。
しかし、実際には、人間が選ぶ以上は必ず適切になるとは限りません。
私も、家庭教師センターから電話で仕事の依頼があったことを何度も経験しています。
ところが、電話がかかってきても伝言が残っていないことが多いです。
手当たり次第で電話をかけて、繋がった先生に依頼しているのでしょう。
にもかかわらず、「頑張ってピッタリな先生を探しましたよ」と言うのです。
単なる憶測ではありません。
「誰でもいいから誰か探せよ」などと部下に指示をしている場面を、たまたま事務所を訪れた際に見たことがあります。
果たして本当に「ピッタリな先生」といえるでしょうか。
たまたま電話が繋がり、条件があっただけです。
確かに「家庭教師なら誰でも構わない」という方ならそれでも良いかもしれません。
ところが、家庭教師を利用するからには目的があるはずです。
目的に応じた人選を、家庭教師センターに期待するのは危険です。
他人に任せずに、ご自身の手で人選をすることをお勧めします。
細かな違いかもしれませんが、書類の面でも違いがあります。
センターからの派遣の場合は、指導のたびに報告書などの書類を作成することが多いです。
先生が記入するだけでなく、保護者様のコメントをいただくこ場合もあります。
また、記入にかかる時間はお待たせすることになります。
書類をやり取りすることで、指導内容を把握して適切なアドバイスをしてくれるなら問題ありません。
しかし、実際には、書類をやり取りしていいても指導内容を把握していない業者も多いです。
費用計算のためだけに、書類を作る手間があることが多いのが実情です。
私は、個人契約をお勧めしますが、個人契約にはデメリットもあります。
センターからの派遣であれば、人選を任せられるので楽です。
センターからの派遣を利用したいと考える方もいらっしゃるでしょう。
センターからの派遣を利用する際は、ぜひ体験授業を受けてください。
個人契約を選択する場合、ご自身の手で人選をすることになります。
では、どのように家庭教師を選べばよいでしょうか。
個人契約の家庭教師の選び方
家庭教師を利用するからには、目的があるはずです。
その目的にあった先生を利用しないと、効果が上がりません。
中には、合格実績で家庭教師を選ぶという方もいらっしゃるでしょう。
しかし、家庭教師の合格実績は必ずしも先生の力を示すわけではありません。
目的に沿う指導を受けるためにも、理念で選ぶことをお勧めします。
理念が合う先生に依頼することで、効果が上がりやすいです。
色んな先生が、ブログなどで情報を発信しています。
様々な発信に触れることで理念が合うか否か、判断材料になるでしょう。
では、理念さえ気に入れば、効果を期待できるとも限りませんが、期待しやすいとは考えられます。
まとめ
家庭教師を利用する場合には、まず個人契約かセンターからの派遣か、という二つの選択肢があります。
個人的には、個人契約をお勧めします。
個人契約であれば、費用面でも家庭教師センターに支払う費用と同額で探せるはずです。
家庭教師センターでは、半分ほどの中間マージンがあります。
つまり、実質的に二倍の予算で探せるとも考えられます。
個人契約の家庭教師を利用する場合は、先生個人の「理念」で選ぶことをお勧めします。
特に、家庭教師だけで中学受験に挑む場合は、理念が重要になります。
とはいえ、もちろん予算の都合などはあるでしょう。
もし予算オーバーであれば、回数を減らすというほうもあります。
理念の合わない先生に毎週来てもらうより、理念の合う先生に月一回来てもらう方が、効果は大きいかもしれません。
とはいえ、理念が気に入っただけでは、効果的な指導になるとは限りません。
事前に目的を共有することも大切ですね。
家庭教師には、かなりの費用がかかることもあります。
せっかく費用をかけるなら、効果が出るように準備しましょう。
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