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[中学受験]国語は解く順番を変えるだけで点数が上がる

国語で最後まで解ききれずに、時間が足りなくなった経験のあるお子さんも珍しくないですよね。

中学受験でも、近年の問題はボリュームが多く、時間内に解ききるのが難しいこともあります。

限られた時間を有効に使うには、解く順番が大事です。

順番を変えるだけで5点上がるとしたら、変えたくなりますよね?

国語の問題は、

  1. 漢字や語句
  2. 得意な文章
  3. 苦手な文章

という順番で解くことによって、点数が上がります。

なぜ解く順番が重要なのか、なぜこの順番か、どう練習するか、について述べていきます。

この記事の主な対象

  • 「国語で時間が足りなくなって困っている…」という方
  • 「国語を解く順番なんて、あまり気にしたことがなかった!」という方
  • 「解く順番は大事だと思うけど、どうやって順番を決めたらいいのかな?」という方
  • 「実際に解く順番を練習する方法を知りたい」という方

解く順番を変えるだけで点数が上がる

国語の問題の中には、確実に得点をできる問題もあります。

文章の問題であっても、得意なものもあれば、苦手なものも出題されます。

時間が足りなくなるとしても、最後に残る問題が何かによって点数が変わります。

最後に苦手な問題が残っていた場合は、もう少し時間があっても解けない問題が多いです。

しかし、最後に得意な問題が残っていた場合は、もう少し時間があったとすれば解けていたはずの問題が多いことになります。

確実に取れるところを残して、時間が足りなくなってしまうのはもったいないです。

重要なのは、まずは確実に取れるところを解くことです。

そして、点を取りにくい問題ほど後回しにするということです。

具体的な解く順番

具体的な解く順番は、以下のとおりです。

漢字や語句

漢字や語句は、知っていれば確実に解ける問題です。

一般的には、解くのにもそんなに時間がかからない問題です。

最初に解いて、確実に点数を確保することが重要です。

点数を確保するためにも、漢字や語句は日頃から練習しておくことが大切です。

私・川口は、日能研ブックスの漢字マスターシリーズをおすすめしております。

365日×3で1095題、つまり、1年間毎日3題ずつ解くための教材です。

毎日コツコツ取り組んで、漢字学習の習慣を作るためにもおすすめです。

また、語句については、こちらをおすすめしております。

なかなかボリュームはあるので、少しずつコツコツ進めましょう。

中学受験に必要な語句の知識は網羅されているので、語句文法に対する不安はスーッと消えますよ。

文章の問題

国語の入試問題では、文章の問題が2つ出題されることが多いです。

特に、説明文・論説文から一題、物語から1題という組み合わせが多いです。

2つの文章のうち、得意な方から解くことが重要です。

苦手なら、時間が足りなくなっても大きな痛手にはならないからです。

シミュレーションをしてみましょう。

Aさんが、50分で100点満点の国語のテストを受けるとします。

配点は、漢字や語句が20点、1つ目の文章(文章①とします)が40点、2つ目の文章(文章②とします)が40点です。

Aさんは、以下の実力があります。

Aさんが国語を解くのにかかる時間

漢字や国語や10分かかって15点取れるということです。

同じように、文章はそれぞれ25分かかり、文章①は20点取れる、文章②は30点取れるということです。

漢字や語句→文章①→文章②という順番で解くと、このようになります。

漢字や語句→文章①→文章②という順番で解いた場合

文章②を解く時間の後半が、テスト時間からはみ出してしまいます。

15点がはみ出る計算になるので、得点は50点ということになります。

一方、 得意な文章を先に解いた場合はどうなるでしょうか。

漢字や語句→文章②→文章①という順番で解くと、このようになります。

今度は、はみ出るのが苦手な文章の10点分です。

得点は55点になります。

Aさんの場合は、解く順番を変えるだけで5点上がりました

解く順番をかえるだけで点数が上がるので、得意・不得意を見極めるのが重要です。

迷った場合は、模試で何回か試してから順番を決めるのも効果的な方法です。

大事なのは、問題を見てから決めるのではなく、事前に決めておくということです。

テスト中に解く順番を考える時間がもったいないです。

実際の入試問題には、様々な出題のされ方があります。

説明文・論説文や物語だけでなく、随筆や、詩・短歌・俳句が出題されることもあります。

随筆が出題されたらどうするか、詩・短歌・俳句ならどうするか、事前に決めておくこと理想的ではありま。

様々なパターンに触れて、実際に練習しておくためには、実際の入試問題を集めた「銀本」がおすすめです。

銀本とは、みくに出版の『中学入学試験問題集』の通称です。

銀本は使い方が難しい面もあるので、もし興味があれば、こちらの記事もお読みください。

まとめ

中学受験の国語においては、解く順番が重要です。

解く順番を変えるだけで、点数が上がることがあります。

具体的には、

  1. 漢字や語句
  2. 得意な文章
  3. 苦手な文章

の順番です。

まずは漢字や語句で確実に点を取りたいところです。

確実に点を取れるように、日頃から練習しておくことも重要です。

また、文章は得意なものから解くことが重要です。

解く順番は事前に決めておきましょう。

様々な入試問題の傾向に慣れていくことも重要です。

限られた時間で最大の成果を発揮するというのは、社会に出てからも役立つ重要な発想です。

得点を最大化できるように、解く順番も意識していきましょう。

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