中学受験を終えて中高一貫校に入学すると、『体系数学』を教科書として使う学校も多いです。
『体系数学』は、文部科学省の検定に合格している検定教科書ではありません。
『体系数学』は、中高一貫校で使うために最適化された専用テキストです。
中高一貫校で使うことに最適化されているからこそ、メリットがあります。
一方で、せっかく中学受験を終えても、『体系数学』に苦しめられる人が多いのも事実です。
『体系数学』を使いこなすために、家庭教師を探すという需要も多くあります。
中学受験を終えても、中学に入る前の段階では、中学でどのような勉強をするかイメージしにくい人もいますよね。
『体系数学』という特殊なテキストを使うのであれば、事前にどのようなテキストか知っておくことは良いことでしょう。
『体系数学』の特徴を、メリットとデメリットに分けてを紹介していきます。
この記事の主な対象
- 「『体系数学』の特徴を知りたい」という方
- 「『体系数学』って何?」という方
- 「『体系数学』に苦しまないように準備しておきたい」という方
『体系数学』のメリット
『体系数学』は、中高一貫校で使うことを前提にしたテキストです。
一方で、検定教科書は、公立の中学校や高校で使うことを前提にしています。
公立の中学校では、もちろん高校の内容を扱うことはありません。
公立の高校でも、中学の内容を扱うことはありません。
中学一年生はこの単元、中学二年生はこの単元、などと学年によって学習する内容が決まっているのが検定教科書です。
それに対し、『体系数学』は、中高一貫校の6年間で使います。
つまり、中学で中学の内容、高校で高校の内容と固定する必要がありません。
順番を入れ替えて、中学で高校の内容を少し取り入れても構わないわけです。
『体系数学』では、柔軟に順番が入れ替えられています。
ただ入れ替えるだけでは意味がなく、『体系数学』は、目的を持って順番を入れ替えています。
では、どのような目的で順番を入れ替えているのでしょうか。
中高の垣根をはずして体系的に
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考える新しい教科書型のテキスト
体系的に考えるために、順番を入れ替えているということが、『体系数学』のメリットです。
中学で学習する内容と、高校で学習する内容には、重複する部分があります。
順番を入れ替えることによって、効率的に進めることができるというわけです。
『体系数学』のデメリット
順番を入れ替えていることが、デメリットにもなります。
『体系数学』を教科書として用いる学校では、中学2年生が高校1年生の内容を学習するということもあります。
数学が得意な人にとっては良いのですが、内容的にはどうしても難しくなってしまいます。
しかも、『体系数学』は、ボリュームも多いです。
難しい内容を取り込みながら、どんどん進んでいきます。
最初の方でついていけなくなると、どんどん遅れてしまいます。
中学受験が終わっても、中学生になったらすぐに『体系数学』に苦しめられることは珍しくありません。
数学が苦手な人が苦しめられるのは想像しやすいかもしれません。
しかし、『体系数学』は難しい内容を取り込みつつ、ボリュームも多いんです。
そもそも上位校にあたるような中学校でなければ、ついていけない人が多いです。
いわゆる中堅校に入って『体系数学』を用いる場合は、かなり苦労することも予想されます。
まとめ
『体系数学』は、中高一貫校で使うために、最適化されたテキストです。
学習する順番は、一般的な教科書と異なります。
メリットは、順番が変えてあることによって、効率的に勉強できるということです。
デメリットは、順番が変えてあることによって、難しい内容やボリュームに挑むことになることです。
ついていくのは大変ですが、ついていければ数学の力はかなりつくでしょう。
教科書を選ぶことはできませんから、学校で『体系数学』を用いるのであれば、なんとかついていきたいですね。
『体系数学』での勉強に、頑張ってついていくという意識をまず持っていきましょう。
しっかり復習をしていくことも大切になりますね。
学校の先生からのアドバイスなども受けて、勉強も進め方を考えていきましょう。
それでも、体系数学を進めるのは難しい面もあります。
家庭教師の一括資料請求をしてサポートしてもらうのも一つの方法ですね。
家庭教師を探し始めてから、何か月も見つからないこともありますし、いくつもの手段や会社を比較するのは大変ですからね。
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